日本は金メダルラッシュですが、試合後のインタビューで・・・。
インタビューの始まりは
「●●選手、金メダルおめでとうございます!今のお気持ちは・・・?」
でいいのですが、
締めくくりは?
「金メダルおめでとうございました! 以上放送センターでした。」
ってなってしまっているアナウンサーがいるようです。
・おめでとうございます!
と
・おめでとうございました!
の違いと、効果について解説します。
・おめでとうございます
→現在形ですので、語り手からすれば、おめでとうと、祝福する気持ちが継続中の状態です。
・おめでとうございました
→過去形となりますので、過去の事象に対しての祝福でしかなく、また、継続していた祝福の気持ちは終わっています。
そして日本語の特性として、
過去形表現よりも、現在形表現のほうが、強く聞こえるという特性があります。
・あのお店のラーメンはおいしかったあ!
・あのお店のラーメンは絶対においしい!!!
オリンピックのメダリストへは、強く伝わる現在形で伝えたいですね。では、いつまでが現在形なのか?
メダルを取ったその日1日?
オリンピックが終わる閉会式の日まで?
ちょっと延長して8月いっぱいか?
そうですねえ、8月いっぱいぐらいまでは、現在形で話しかけていいんじゃないですかね。
結婚式も同じです。お開き後に新郎新婦に
「ご結婚おめでとうございました」では過去形です。
その日1日ぐらいは「ご結婚おめでとうございます」がいいんじゃないですかね。